ヒップホップの中心人物であり、絶大な人気を誇る『ドレイク』の3つの魅力とは?

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恐怖心すら感じるほど威圧的で、緊張感の漂うビート。そこに、栄光やドラック、女、ディス。危険な匂いのする歌詞は、いかにもヒップホップらしいです。

 

『自分をいかに強く魅せるか』を中心としたマッチョイズムなラップは、創世記から、今でも音楽の質は変わっても主流。

 

そんななかで、煮え切らない関係をナイーブなラップで歌った「Take Care」。2015年には、別れてから活躍するようになった元カノについてを、ウジウジと歌った「Hotline Bling」など、マッチョイズムなヒップホップに反した曲を次々ヒット。

 

今では、ヒップホップの枠だけではなく、音楽界の全体でも最もホットなアーティスト「Drake」。

 

R&B寄りのスロウな曲も多い彼が、なぜここまで世界中で人気なのか?そこまでのムーブメントを起こせる魅力とは、一体なんなのでしょうか。

 

今回は、絶大な人気を確立するDrakeの3つの魅力について語っていきます。

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歌手とラッパーの自由に行き来するバランス感覚

今現在では、徐々にこういったスタイルは増えてきており、最近では『Chance The Rapper』。過去を振り返ると、どちらかというと歌手よりですが、ファレル・ウィリアムス率いる『N.E.R.D』など、確かに存在します。

 

ただ、その中でもドレイクは、ラッパーとしてのスキルはもちろん、R&B歌手としても群を抜いて魅力的なほどの歌声を併せ持っています。

 

2013年にヒットした、「Hold On We’re Going Home」を聴いてもらえればわかるように、体全体に染み渡るようラウドに響く歌声。しなやかで、エモーショナルさにも際立ち、鳥肌が立ってくるほど。

 

この曲自体、メロディーはドラムベースが目立ち、他は静かに内省的に流れていくシンプルなもの。歌声が主軸となるサウンドでも、十分な曲全体のクオリティーの高さを保てるほどハイレベルです。

 

「Hold On We’re Going Home」

 

さらにラップ自体は、歌声と違いハスキー。いらない力が抜け、しなやかで、リラックスした聴き心地。「Under Ground Kings」では、驚異的な肺活量と流れるようなフロウで、スキルフルなラップを体感出来るのも魅力的。

 

「Under Ground Kings」

 

そして、その2つの要素が上手く溶け込んだ、「Take Care」。メロディーの退廃的な雰囲気も相まって、圧巻のメロウさを表現。さらに、歌とラップのつなぎ目を、驚くほどの自然さで融合させているのも注目です。

 

「Take Care」

 

歌手とラッパーの境界線を自由に行き来し、一曲の中にどちらの良さも閉じ込めてしまう、その圧倒的なバランス感覚は、この曲のヒットから見ても相当のレベルの高さです。

 

弱い部分も全てさらけ出すリアルなリリック

ヒップホップの特徴の一つである、マッチョイズム。「自分をいかに強くみせ相手を威圧させるか」を主体としたリリックは暴力的でありながらも、羨ましく、魅力的ですよね。

 

「俺スゲエ」って言うスタイルは冒頭文でも書いてたように、ヒップホップ初期から、現在のに至るまで主流。

 

そんな中で、元カノへの未練が込められた「From Time (feat. Jhene Aiko)」。そして、元カノへの煮え切れない思いを歌った「Hotline Bling」ではヒットを飛ばすなど、マッチョイズムとは真反対な世界観をリリックで表現。

 

正直、これまでのヒップホップを見ても、その雰囲気は、ウジウジしてて女々しいです。一見すると、ダサいように感じます。しかし、弱い部分を包み隠さずおおっぴろげにする姿勢は、歌詞にこれまでになかったリアリティーと親近感を感じさせてくれます。

 

もちろん、Drakeも「Started From the Bottom」では「一番下からはじめて、ここまできた」と現在の栄光を歌い、「Legend」という曲の中では「もし死ねば、俺は伝説になる」など、挑発的な歌詞の曲もあります。

 

「Started From the Bottom」
ただ、これまで弱い部分もさらけ出しているからこそ、栄光を語ってもそこに虚勢を感じさせず、どれも等身大の事実を述べているような説得力を感じせてくれます。

 

このような反マッチョイズムの先駆者であり、圧倒的リアリティーを帯びたリリックもDrakeの人気を確立してきた魅力の一つです。

 

孤独感が染み渡る重低音

重低音の魅力と言えば、脳みそまで震わせてくるほどの振動。EDMなどのダンスミュージックなら、鳥肌が立つほどのグルーブ感を演出してくれます。

 

そして、ヒップホップなら、ケンドリック・ラマーの「King Kunta」や、デザイナーの「Panda」などからもわかるように、威圧的で、緊張感も漂わせる雰囲気を創りだしてくれます。

 

これらの曲から見ると、他にも要因はありますが、重低音こそヒップホップの根底にあるダークさを支える要素の一つだといえます。

 

そんな中で、ドレイクの重低音の魅力は、先ほど挙げた緊張感とは違い、染み渡るような聴き心地です。

 

「Look What You’ve Done」では、ピアノの旋律から始まるメロディー。そこにサビに入った瞬間インパクトはあるものの、余韻とキレの良さを重視した重低音。孤独感が胸いっぱいに染み渡っていく感覚は最高。

 

「Look What You’ve Done」

 

さらに、「Legend」では、風格すらかんじさせる、余裕のある響きで、変に荒ぶらない重低音を体感出来ます。

 

「Legend」

(申し訳ありません。都合により音源のみとなります。歌詞付きはアルバムで視聴可能です)

正直、この重低音重視の曲が多い現代で、一番気持ちのいい音を出すのは誰なのか?と聴かれたら、ドレイクだと自信を持って言えるほどのクオリティーの高さです。

 

さらに、リラックスした歌声との相性も抜群。他のヒップホップにはない、ビターな空気感を存分に楽しむことができるのも、魅力的ですね。

 

まとめ

2016年は楽観的なサウンドが魅力の「One Dance」をヒットさせ、まだまだ活躍し続けるドレイク。

 

彼の曲がなんでこんなに良いのか。その魅力こそ今回挙げてきたことなのではないでしょうか。

 

やはり、今一番ホットなアーティストのサウンドを、余すことなく存分に楽しみたいですよね?なんで良いんだろうと、わからないままだともったいない!

 

だからこそ、今回語ってきた3つの魅力に注目して聴いて、より深くドレイクの魅力に浸ってみて下さい。

 

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